羊毛を1本の毛にしようと思うと…

2014.12.23

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CA資格を取る為に、勉強会へ行ってきました♬

 

今月は、糸についてと織り、編みの種類について学んできました(*’U`*)

 

 

 

今日は勉強してきた中でちょっとビックリした「羊毛が糸になるまでの工程」のお話をお伝えしますね!

 

 


035羊毛の選別

 

羊毛は、種類や育った環境で、繊維の太さ、長さ、不純物の含まれかたが違います

それをまずは、熟練の職人さんが手作業で羊の種類、太さ、長さでグループ分けしていくんです

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048羊毛を洗う

 

そして、職人さんによって分けられたグループごとに洗って、羊毛に含まれている脂や不純物を取り除きます

洗った後は、適度に水分が残るように乾燥させます

 

 

 

043羊毛をほぐす

 

洗ってふっくらとした固まりになった羊毛は、キレイにほぐす為に、油をかけ、針がたくさん付いているローラーの機械で1本1本ほぐし薄い毛のシートを作ります

それを、長さを揃え平行に並べてひも状の繊維の束にします

カーティング機

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

040羊毛を揃える(コーミング)

 

ひも状の繊維の束を、たくさんの櫛が付いた機械に通して短い繊維や不純物などを取り除き、キレイに揃った美しい繊維をここで作ります

 

 

 

 

045糸紡ぎの準備

 

キレイにした糸の束は、赤ちゃんの腕くらいの太さでまだ太い為、箸の太さほどに引き伸ばします

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041糸を紡ぐ

 

そして、「精紡機」という機械で箸の太さから糸の細さまで引き伸ばします

1分間に1万回転以上も回しながら芯に巻き取るんですよ

(この巻き取った糸を「単糸」と呼びます)

 

 

 

 

046糸蒸し

 

羊毛は湿度と熱を加えると形が安定する特徴があるので、単糸を蒸して、巻き取った糸がバラバラにならないようにします

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0332本合わせて撚りをかける

 

糸蒸しされた単糸を2本組み合わせて、撚りをかけて「双糸」を作ります

「双糸」にすることで摩擦による毛羽立ちを防ぐことが出来ます

ここで強く撚ると「カッチリ」とした風合いになり、撚りを甘くすると、「柔らかい」風合いになります

 

 

柔らかい風合いのものは、他のモノと摩擦されるような状況で洗うと生地が全体に毛羽立って、毛玉だらけになることがあります…

 

これで糸は出来上がりで、ここから染色されたり服飾されたりします(◆’v`b)

 

こんなにたくさんの工程を経て羊毛は作られるんですよ!

 

もっと簡単に作られているモノだと思っていたので、結構手間がかかっているのを知って驚きです

 

 

 

今月もたくさん勉強できました♪

来月は、実験みたいなものをすると聞いたのでちょっと楽しみです…♡

 

 

羊毛の特徴

〈メリット〉

・シワになりにくい

・保温性と吸湿性がいいので冬は暖かく、夏は涼しい

・染色性がいいのでいろんな色に染まる

・燃えにくい

・汚れにくい

 

〈デメリット〉

・水洗いをすると縮みやすくフェルト化しやすい

・虫食いや、カビが生えやすい

・テカリや黄変が起こりやすい

 

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