洗剤のしくみ( •̀ .̫ •́ )✧
洗剤とはどんなものか、なぜ洗剤を使うのかみなさまご存じですか??◝(‘ω’◝)
「洗剤」とは、汚れを落とすための界面活性剤と、洗浄を助ける成分の助剤の2種類が混ぜ合わされています。
成分の主は、界面活性剤の方が多く含まれているので今日はそちらをご紹介しますね☆
界面活性剤とは、「性質の異なる2つの物質の境界(=界面)で活発に動く(=活性)物質(=剤)」という意味です
このマッチ棒のようなものが界面活性剤を拡大したイメージ図です!
マッチ棒の頭の部分は「親水基」といった水になじみやすい部分で、軸の方が「親油性」といった油になじみやすい部分(水との相性が悪い)です。
界面活性剤はこのように反対の性質を持ち合せた物質なんですよ!
これがどのような働きをしているのか、身の回りにあるもので説明しますね٩( ‘ω’ )و
サラダドレッシングを想像してみてください…
ドレッシングはお酢(水溶性成分)とサラダオイル(油性成分)が混ぜ合わされています。
界面活性剤が無いため、使う時に振ってもすぐに分離してしまいますよね…
ところでマヨネーズはどうでしょうか。
薄黄色く濁っていて、分離はしてませんよね。
この状態を乳化といいます(´▽`)
成分としてはお酢とサラダオイルで同じなのですが、ドレッシングとは違って卵黄が入っています。
実は、この卵黄が水溶性成分のお酢と、油性成分のサラダオイルの境(界面)で働いて水分と油分を混ぜ合わせる働き、つまり「界面活性剤」の働きをしているのです
マヨネーズは界面活性剤の親油基(マッチ棒の軸)の部分がサラダ油の方を向いて油の粒を細かくして包み込み、お酢
側には親水基を向けた形になっています。
これを「洗濯」に置き換えると、界面活性剤の働きは「洗濯水」の中に「油性汚れ」を溶け込ませるということです。
もう少し簡単に説明しますね\(^o^)/
生地に「皮脂汚れ」が付着しているとします
そこへ界面活性剤を入れると次のようなしくみで油脂汚れが溶け出すんですよ
①洗剤を入れると……
- ③界面活性剤の親油基部分が油性汚れと生地に突き刺さり、生地と汚れの間に入り込もうとします
- ④汚れを生地からはがして水中に引き出します
- ⑤界面活性剤が汚れを水中に溶かし込みます
- ⑤すすぎで洗い流します
といったしくみで汚れを落とすんですよヽ( ´∇`)ノ
ところで洗剤には粉末と、液体の2種類ありますよね♪
次回は、その違いを説明しますねっ(๑→ܫ←๑)