ナイロン素材の服は、保管時に気を付けてほしいことがあります!
前回、勉強してきた合成繊維の中の1つ、ナイロンについて今日はお話しますね♬
ナイロンは世界で初めての合成繊維で「蜘蛛の糸よりも細く、鋼鉄よりも強い」というフレーズがあり、引っぱりや摩擦に強く、主に、
漁網や
ロープなどに使用されていますヾ(o゚x゚o)ノ
ナイロン素材の服は、保管時にトラブルになる事があるんです…
どんなトラブルかというと……
洋服用の防虫カバーを掛けて保管していると、袋が接触していた部分が鮮やかなレモンイエローに変色してしまう
といったトラブルです。
この原因は、袋に含まれる酸化防止剤が原因なんですよ!!
洋服用の袋には、透明度を保つ目的で使用されている「酸化防止剤」というものが含まれています
その酸化防止剤に”酸化窒素ガス”というものが作用して発色するんです σ(・ε・〃)
酸化窒素ガスとは、
ストーブの燃焼ガス、
自動車の排気ガスなどのことです。
特にこれからの時期ですと、石油ファンヒーターを使用している部屋の洋服ダンスに長期間しまうものは要注意です!
しかもこのように黄変は、ガスの通り道だけに起き、服の前後は他の服と密着していて空気が通らない為、キレイなままなんです( `ー´)ノ
実は湿度や水溶性汚れも黄変の問題の1つで、湿気が高い場所、汗や食べこぼしが付いたままの状態だとこの現象は起こりやすいんですよ…
洋服用の防虫カバーは、虫食い防止に効果的ですが、ナイロン素材の服に使ってしまうと、こういった問題点もあることを覚えといてくださいヾ(。・ω・。)
洋服用の防虫カバーをつけて保管する場合には、
①ストーブの燃焼ガス、自動車の排気ガスなどがよく入ってくるところでの保管、②湿度が高いところでの保管、③汗や食べこぼしをそのままにして保管するのには、注意するようにして下さいね☆
※その他にも、アセテート、トリアセテートでも同じ現象が起こりやすいです。