ドライ溶剤と水での洗濯の違い ~実験①~
クリーニング屋さんや、洗濯絵表示などで、ドライという単語はなんとなく耳にしたり目にしたりするコトはあると思いますが、どんなものなんだろう?と考えたことはありますか?
私は、このお仕事をするまで考えたことはなかったですし、洗濯ってお水またはお湯と、洗剤で洗うものという知識しかなかったです(´_`。)
ですが、クリーニング屋ではドライクリーニングが主で、「有機溶剤」といった油で洗っていると教えて頂き、えっ?油??と衝撃的でしたヽ(゚Д゚○)ノ
この前参加してきた勉強会で、とっても分かりやすく、面白い実験をしてきましたのでその時のお話をしたいと思います♪
今回用意されていたものは、
・ドライ溶剤
・水
・ティッシュ
・ラー油付きの布
・しょう油付きの布
実験1〈ティッシュを入れると…〉
まずは、この二つの溶剤の違いを試すためにキレイなティッシュを水とドライ溶剤の中に入れて、ぐるぐるかき混ぜました。
結果は、
水の方のティッシュはお分かりだと思いますが、ぐちゃぐちゃです。
ですが………
ドライ溶剤の方のティッシュは入れる前と形が全く変わっていないんです!!
ということは、、、、水洗いをすると縮んでしまう衣類には、ドライ洗いの方が向いている!!!ということになるんですよ~
だったら、全部ドライで洗えばいいじゃんヽ(‘A`)ノって思いませんでしたか(*´-ω・)ン??
ですが、ドライだけだと落ちない汚れがあるんですよ…
実験2〈溶剤によっての汚れ落ち…〉
次は汚れ落ちの違いを見るための実験ですヽ( ´ー)ノ
水と、ドライ溶剤の中に、
ラー油を付けた布と、しょう油を付けた布を1枚ずつ入れて、かき混ぜます!
ある程度かき混ぜて取り出すと落ちている汚れが全然違ったんですヽ(‘A`)ノ
結果
お水の方は、ラー油汚れは落ちていませんでしたが、しょう油汚れはかなり落ちていました
ドライ溶剤の方は、しょう油汚れは落ちませんでしたが、ラー油汚れはかなり落ちていました
この結果から、
水は水溶性の汚れをよく落とし、ドライ溶剤は油性汚れをよく落とす(*゚Д゚*)
ということが分かりましたヽ(*´v`*)ノ
つまり、汚れと溶剤は同じ種類が相性がいいんですよ☆
ですので服の汚れをキレイに落とすには、水洗いもドライ洗いもどちらも必要です!
汚れやシミが付いているものは、どんな種類の汚れなのかを受付の時にお知らせくださいね♪